芸術の秋です。
食べてばかりいては、もったいない!
先日、私はすみだトリフォニーホールで行われた
アルトゥール&ルーカス・ユッセン兄弟
のピアノ・コンサートに行ってきました~。
写真は当日配られたパンフレット。
トマ子は子供の頃から中学までピアノを習っておりましたので、ピアノのコンサートは大好きです。
どれだけ弾くのが大変かを知っているからこそ、ピアニストたちのレベル(しかも世界レベルの人々)は、神から与えられた才能と表現力をもったほんの一握りの人たちだと思っています(というか、一握りもいないだろって思う)。
だから、その才能にいつも驚嘆しつつ拝聴しているのでございます。
どんな指をもってるんだ!どこまで深い曲への理解度なんだ!と。
今回は、オランダからやってきたイケメンの22才と19才の若きピアニスト兄弟。
金髪が素敵な二人組のユッセン兄弟で~す。
お兄ちゃんのルーカスは、2001年にスリーデイ・ロッテルダム・ピアノ音楽祭のフィナーレを飾ったという人物(え、8才とか9才とかそこらで?)。
弟のアルトゥールも2004年に国内のヤング・ミュージカル・タレント・オブ・ジ・イヤーに選出されたという天才たちです。
そして、この若き天才たちは、ポルトガルの巨匠マリア・ジョアン・ピリスに見いだされ、彼女のもとでも学んだとのことです。
この日、トマ子はこの二人の演奏を初めて聞きましたが、お兄ちゃんのすでに22才にして溢れる情感と繊細な演奏、弟くんのどんなに早い演奏でも鍵盤の1つ1つの音がくっきりと際立って聞こえ、躍動感にすぐれた演奏を前に、これから世界を負って立つ二人なんだとわかりました。
二人とも曲のもつ世界感を、スケールの大きな表現力をもって弾きこなしていましたよ。
特に、二人で弾いたベートヴェンの「4手のためのピアノ・ソナタ 二長調 作品5」や、シューベルトの「2つの性格的な行進曲 ハ長調 作品121 D968b(886)」は良かったです。
若さ、爆発!![E:happy02]
って感じで、繊細で美しいメロディーも聞かせつつ、大大躍動感[E:run]にあふれていました。
最後のモーリス・ラヴェルの「ラ・ヴァルス」なんて、もうね、ラヴェルがイメージして作曲した
1855年ごろの宮殿のワルツを踊る人々[E:shine]という情景がはっきりと浮かび上がるような名演奏でした。
素晴らしい。
アンコールに3曲も答えてくれた、二人。えらいぞ!!
今後も応援していきたいです。
休憩の時には、白ワインやわらび餅でほっと一息つきました。
帰りに見えたのは、国連設立70周年を記念して、国連のシンボルカラーの青に染まったスカイツリーでした。
良い演奏を聞いて、本当に幸せな日でした~。