先日、珍しい白ワインを飲む会があり、汐留のオイスターバーJACK POTに行ってきました~。
うーん、なんだか、ゆるい入口(笑)。
魚介にとても合う白ワインだそうで、白ワイン好きなトマ子は期待大。そして、このお店は産地直送など食材にもこだわっているので、お料理も楽しみです。
スペイン・ガリシア州のリアスバイシャス地方で作られたこの「ビオンタ」は、まだあまり流通していない希少なワインなんですって。
リアスバイシャス地方とは大西洋側にある、地図で見るとスペインの左上の地域。
スペインの全体像は(大変地図が見にくくて、申し訳ございません)、
マドリッドは真ん中、オリンピックで有名なバルセロナは右上、オレンジが名産のバレンシアは真ん中あたりの右側、セビーリャは南部で下の方
っていう感じかしらね。
地域によって気候が異なるため、食文化や食材も大きく変わり、イタリアと同じくらい、いや、人に言わせればそれ以上に美味しいものがある国だそうです(大学で習ったな~)。
この日は、まず最初に船盛状態の美しい牡蠣たちがやってきました。
左が長崎県の華蓮、右が佐賀県の唐津です。まるで、器のような名前じゃありませんか。
でも牡蠣の名前なの。新鮮そのもの瑞々しいっ。
さ、お待ちかねの ビオンタを注ぎます。
このワインは、海岸がすぐ目の前にある場所で育った葡萄(アルバリーニョ種)からつくられています。そして、この葡萄は棚作り(ペルゴラ式)で栽培されています。
「え、葡萄ってみんなそうじゃないの?」
と思った日本の皆さん、実は、スペインなどヨーロッパでは棚の上ではなくて、そのまま地面を這わせるように育てているところもあるそうです。地熱によって発酵が促されて、美味しい葡萄ができると考えられているからです。その代り、害虫もつきやすい!
ビオンタの葡萄のように棚造りですと害虫がつきにくく、通気性が良い。潮風によく当たって健やかに育った葡萄たちなんです~。
お味は、お~っ
ちと 塩気がある!! めずらしい~。
今までに飲んだことのない味です。かなりしっかりした味わいのワインですので、魚介の生臭さなど感じさせません。
合うね~。
牡蠣のアヒージョにも
焼いた香草の牡蠣にも
牡蠣とほうれん草のピッツァにも
カキフライにも
ゆで牡蠣にも~
ばっちり合いました~。
ふ~1年分くらい牡蠣食べたよ~。
そして、1年分くらいビオンタを飲み、帰りはベロベロになって家族に呆れられたのは秘密です。
お刺身にも塩焼きにも合うという噂も聞きました。お店で見つけたら、チャレンジしてみて。
目を閉じて飲めば、そこはもう海。スペインの潮の香りと、明るい太陽がたっぷりと詰まった美味しいワインです。