ピンポ~ン
「はーい」
「隣のホロニガですぅ。あの・・・・・あの・・・・・・」
「?。ちょっと待っててね。今開けますから」
ガチャ(ドアを開ける)。
「!!!!!(ゲゲゲっ)」
ドアを開けるとそこには、真っ青な瓜顔をしたホロニガ君が立っていたのでした。いや、元々ホロニガ君はニガウリだから顔は青い(というか、緑)なんだけども・・・・・・・。
「・・・・・・もしかして・・・・・・また失恋?」
「ト、トマちゃん、またふられちゃったよ~~~。うぇ~~~~ん[E:crying]」
泣いて泣いてうるさいので、ひとまず、トマ子が勤める便利屋の同僚、みかんちゃんとホロニガ君と三人で魚が美味しい「本郷 佐とう」でホロニガ君慰め会をすることに。
まずは、ビールだ。ホロニガ君、自ら手酌で飲み始めた。
「女の子は、もう好きになんかならないっ!」
「でもさ、これで20人目じゃない?ふられたの」
「それを言っちゃダメ~。うわぁぁぁぁ~ん[E:crying]」
みかん「ホロニガ君、うるさいっ!落ち着いて飲めないじゃん」
「いや、今日は慰め会だから、みかんちゃんも少し優しくしてあげて・・・・・・」
「そうだよそうだよ!みかんちゃん、感じ悪いよ~」
みかん「メソメソしているから、振られるんだよっっ[E:pout]」
「ひ、ひどいっ。うぁぁあ~~ん[E:weep]」
あ~、面倒くさい2人だな。まずは食べよ。つくねに、タケノコが入った煮物。
あ、そうそうお刺身頼まなくちゃ。ここは魚が超美味しい。
「うわぁぁぁ、豪華だね。元気になってきた!!!」
みかん「単純な男だ。ま、そんな感じでこれからも頑張るんだよ」
「うん、みかんちゃん、ありがとう」
よく分からないけど、みかんちゃんとホロニガ君も仲良くなったところで、シメのお茶漬けとかおにぎり。
ホロニガ君、よく食べてよく飲んでいたから、もう大丈夫かな。
それにしても、壁にニモ?もいるし不思議な空間です。魚づくしの佐とう(笑)。
お気楽に行きましょ、ホロニガ君。
(翌日)
「昨日はありがとう。すっかり元気になったから、お礼です」
ホロニガ君からお花をもらった。やるな、ホロニガ。頑張れホロニガ。いつもこれくらい気が効くと、ふられないだろうに・・・・・・。
これからの健闘を祈る!では、またね~。