天然プチトマ子

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トミー&タペンス

アガサのトミー&タペンスシリーズを、最近読み返しています。

マープルやポアロも好きだけど、ちょっと強引で好奇心旺盛なタペンスと、冷静で温厚なトミー、そしていつも二人を助けるアルバートが登場するこのシリーズは、冒険と機知に富んでいて大変楽しい。

今は、親指のうずき を読んでいます。二人が若い時から、順を追って読み返しているの。

昔、トマ子が若い頃に読んだ時には、単に面白いなぁって思っただけでしたけど、今ではトミーとタペンス夫婦の仲の良さも微笑ましいと感じます。

タペンスは母親になっても、歳をとってもいつまでもお茶目で突っ走る猪突猛進型。それに対してトミーは、もともとのゆっくりした純朴な性格に、冷静さと鷹揚さが年々加わっている気がします。

せっかちで、何でも知ってるかのように思っていて、年配者を年寄り扱いする娘や息子も登場し「そうそう若い時ってこうなのよねぇ」って思えたりするのも、このシリーズのいいところ。

読む時期や自分の環境によって捉え方は変化しますが、それでもなお面白いと思えるのが秀逸な本なのでしょうね。

時代背景は古き良きイギリスですが今読んでもあまり古く感じない。それもアガサ・クリスティーが読み継がれている理由の一つでしょう。

「親指のうずき」の中で、お茶に招いて手作りのスコーンを出すシーンがあります。スコーン好きなトマ子は「ああ、本の中に行って食べてみたい」とソワソワしちゃいます。そろそろうちでもスコーン焼こうかしらねぇ。

今日は梅が届く予定。地味に梅干しづくりから始めるとしますか。

では!