↑春にんじんのスープは、食べると畑の息吹が感じられる一品。力強い味でした。
護国寺のイタリアン、リストランテ アドジ。ランチとディナーは1日三組までです。
現在はシェフ一人でサービスまでやっています。料理に対する真摯な姿勢が感じられるお店です。
春にんじんのスープからのスタートでした。生姜をすこし加え、中にはオリーブや柑橘の皮が入り、非常に濃厚なしっかりしたスープでした。
自家製パンには、ウンブリア州(左)とトスカーナ州(右の薄い黄色い方。こちらは青々しい香り)のエクストラバージオイルをつけて。もちっとさっくりしたパンです。
前菜のサラダは、大きなグラスに盛り付けられていました。
一番下はベビーリーフ、その上に京都のたけのこ、ホタルイカ、グラッパに絡めた桜エビ、一番上に春キャベツ。いろいろな素材が入っているけど、バラバラにならずに上手にまとまっています。
メインは青森シャモロックにルッコラのペースト状を巻いて卵のザバイオーネソースをかけたもの。隣の白いアスパラガスは北イタリアはヴェネト州、バッサーノ・デル・グラッパ産。ホワイトアスパラの聖地みたいな場所ですが、これが甘みがあり、歯応えもあって本当に美味でした。
パスタはアマトリーチェ。豚の頬肉(塩漬け肉?)をカリカリにして新玉ねぎとあわせ、上からペコリーノチーズ、ドライトマトをかけています。
デザートは、スポンジの上にビアンカコマンジャーレ、一番の上に果物のはるかのドライフルーツを乗せています。下にはジントニックをゼリー状に敷いてます。
最後は私はハーブティーを。ローズヒップなどが入っていました。
砂時計が完全に落ちるまで待ち、カップにそそいでいただきます。
丁寧で美しい料理でした。食材はイタリアの名産品も使いながら、日本の美味しい旬の素材も使用しています。
本当に美味しかったので、シェフにそれを伝えたらいい笑顔になっていました。なかなかの名店。また行きたいと思います。御馳走さま。
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