トマ子の誕生日にフレンチ割烹 ドミニク・コルビに行きました。
お料理は、おまかせのコース。春が旬の食材が彩り豊かに出され、本当に美しくて京都の美に通じるお料理でした。
アスパラガスのお豆腐が前菜です。
お皿、盛った時のバランスが絶妙。これは和食の影響をかなり受けているなと思ったので、ちょっとお話を聞いてみました。
ドミニク・コルビは、ドミニクさんがオーナーシェフのお店です。
1991年にパリ「ラ・トゥールダルジャン」の副料理長に就任した後、1994年には「ラ・トゥールダルジャン東京店(ホテルニューオータニ東京)」のエグゼクティブシェフとして来日しています。
以来、ドミニクさんは日本に惚れ込み、そして日本の食材に興味が尽きないと話します。そして、ずっとやりたかったフレンチ割烹のお店を2015年3月にオープしました。それがこのフレンチ割烹 ドミニク・コルビ。
まだ1年ちょっとしか経っていません。
日本の新鮮で美味しい食材を探しに、ほぼ毎週全国を駆け巡っている情熱的な方でもあります。その話をするときには、目が活き活きキラキラしていましたよ。
今でも正統派フレンチのシェフでして、フランス商工会議所に呼ばれてお料理教室を開くこともあります。
来日して22年。フランスにはほとんど帰国してないとのこと。「100歳を超えるおばさんが住んでいるので、そろそろ会いに行かなくちゃ」とつぶやいていました。早く会いに行ってあげて~。
さて、お料理に戻りましょう。
食前酒は柚子のお酒です。
タケノコが来ました。タケノコももちろん美味ですが、このパプリカの美味しさにびっくり。
プチプチな食感が楽しいアイスプラント乗ったスープ。いろんな野菜とマンゴーが入っていて、さわやかで少しほろ苦く、食欲をそそります。
白ワインを飲もうかな。オーナー自ら、お料理に合うおすすめワインを出してくれます。
食材探しからメニューづくり、お酒の選定など、ドミニクさんが本当に楽しんでこのお店を経営していることが、ひしひしと伝わってきます。お客様一人一人にマメに話し掛けて、お料理の説明などもしてくれます。
この時期は、ホタルイカが旬でした。グリーンのソースが目に鮮やか。
角度を変えてっと。貝もプリッと新鮮。
次なるお料理が運ばれてきました。お、貝の蓋。
中身は、磯の香りがたっぷり。でも生臭くない、フランス風な茶椀蒸し。
そろそろメインですので、赤ワインをオーダーしました。
ワインに全然詳しくないトマ子。さらに、この日に出てきたワインは、まったく知らないものばかり。
楽しいなぁ~。
知らない世界は、楽しいものです。お料理に抜群に合うワインばかりで、感心感心(上から目線)。
ここでメインがきました。またこれが斬新。これまでは和の世界感でしたが、ガツンとフレンチ来たよ~(笑)。
南国なイメージだなぁ。オレンジ色のソース、盛りの良さ、肉汁たっぷりのお肉。
これは、フレンチ割烹ならではですね。
〆は、帆立がどすんと乗ったリゾット。そっと乗った梅が憎いねぇ。日本人の心、鷲掴みです。さっぱりした〆に感動すら覚えます。よくわかってらっしゃる。
お誕生日なので、カヌレが乗ったバースデープレートも出ました。名前がおっきく描いてあるため、掲載不可(笑)。
そして、大人のための甘さ控えめなクリームチーズのデザート。
こういうデザートに、フランスの粋が感じられます。華美でなく、甘ったるくなく。
ご馳走様でした。
また近いうちに(今月か来月かな)、行く予定があるので、また記事に載せますね。
あ~とっても素敵なディナーでした。ドミニクさん、ありがとうございました。
ご馳走様。