天然プチトマ子

毎日のんびり、ほっこり過ごそう

ガルシア・マルケス氏死去

百年の孤独で知られるガルシア・マルケス氏が亡くなりました。

あの本ね~、昔読んだときに

「うーん長いし、ダラダラと続くし、繰り返すしで、いまひとつやなぁ。だいたい日本人の倫理観と違うせいか、めっちゃ違和感あるわぁ」

と、思いながら読み進めていったけど、最後の方で

「むむむっ!!これはやっぱりすごい本だ」

と、当時、感じたのよねぇ。

最後の展開といい、スピード感といい、秀逸でした。

最後まで読まないと、凡人のトマ子には良さがわからなかったのだった。

しかしながら、あの読後感は今まで読んだどの本にも無くて、印象的でした。

いきなりぶった切られるような衝撃的なことも起こりつつも、時は個人に囚われることなく淡々と流れ、人は死に、同じことを繰り返しながら人生は進む。

なんつーか、人間個人に焦点を当ててない、もっと宇宙的な印象の作品でした。