天然プチトマ子

毎日のんびり、ほっこり過ごそう

思いがけずに届いた花、そして心のこもったCD

実はトマ子、長年勤めていたヨーヨー会社を辞めることになったのです。

ヨーヨーを愛していたので、それはそれは本当に辛いことでした。

でも、不景気だから仕方なかったのでした。

お世話になった皆様に挨拶して、「さて、帰るかな」と言ったら、音楽好きのKさんが

「はい、これ」

と、一枚のCDをプレゼントしてくれました。

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サックス四重奏のCDです。サックスが好きな方なのです。

CDが入った紙袋にとても可愛いテープが貼ってあったので「このハートのテープ、可愛いですね」とトマ子がつぶやくと、

「お店の人に『(何かプレゼントっぽい包装になるような)テープないですか?』と聞いたら、これを探して貼ってくれたんですよ」とのこと。

普段は無口な同僚、Kさんですが心が優しい、まじめな方です。

トマ子が一瞬、持ち金150円(!)くらいしかなく、近くに銀行がなかった時に、どうしても温かいコーヒーが飲みたくて、

「Kさん、コーヒーが飲みたいです。ごちそうしてください。一番安いのでいいので」

と、冗談半分、本気半分に言ったら、笑って、ちょっと大きいサイズのカフェオレをご馳走してくださいました。今となっては懐かしいです。

今日、家に帰ったら今度は同僚の女の子から花束が届きました。

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メッセージカードには「トマ子さんのヨーヨーに対する愛情を近くで感じていた。うらやましく思っていた」などと書かれてあり、トマ子は思わず泣いてしまいました。

人は、支えられていることをすぐに忘れてしまう生き物です。でも、本当はみんなに支えられて、たくさん助けられているのです。

急に仕事を辞めなくてはならなくて、好きな仕事だっただけに、一時は真っ暗になっておりました。

でも、自分のことだけでなくて人を思いやる気持ちを持つ二人。

多くのスタッフが抜けて、いよいよ大変になるKさんやお花を贈ってくれた彼女。その2人に、教えられるような一日でした。

私信のようなブログですけれど、感謝と自戒をこめて記したいと思います。良い職場、良い同僚を持って、トマ子は幸せでございました。

涙。

熱燗でも飲むかな。