あなたは何を食べていますか?
最近、食品に関する異物混入の事件が目に付きます。
マフィン異物、3個の人の歯…マクドナルド調査 読売新聞記事リンク
NHK おはよう日本 なぜ?“異物混入”で相次ぐ食品回収
このような事件が発生すると、衛生管理はもちろん、食品の履歴を追跡することが可能なトレーサビリティの義務付けを一層厳しく明確化してもらいたいと思ってしまいます。
農林水産省 トレーサビリティ関係のページ
そして、行政だけではなく、私たち消費者の意識も同時に高めなければいけません。
自分が食べている肉や魚、野菜や果物はどこからどんな状態で自分のもとに来ているのでしょうか。家の食卓でも、外食でも気になるポイントです。
防災情報新聞にて災害の歴史とともにご紹介している郷土料理は、地産地消の野菜や特産品を使った料理ばかりです。たくさん採れた(獲れた)新鮮な材料をいかに美味しく食べきるかという課題から生まれ、現在まで生き残っているのが「郷土料理」なのです。
そして食材を手に入れ、作り、記事を書いて感じるのは、郷土料理が単なる文化の継承と保存などに関する古(いにしえ)の知恵だけではないという点です。
旬の地元食材は、
①まず生産者の顔が見えます。
②調理される前の食材(生きている時)の姿形が見えます。
これは本当に大切なことです。口に入るものがどんなものかを知ることは、安心、安全の第一歩なんですよね。
かつては当たり前だった「自分が何を食べているのか」を知ることが最近では難しくなってしまいました。
でも、まず 日本産 に目を向けてみてはいかがでしょう。日本で生産された野菜や果物、日本近海で獲れた魚介類、日本の畜産農家で育った牛や豚や鳥。
日本産は時に高いこともありますが、海外からの輸入品に比べて生産者が近く、辿りやすいことも事実です。
日本産食材を今一度見直してみるいい機会かもしれません。