天然プチトマ子

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8月15日 戦後70年 終戦の日

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↑写真は、ある日の平和な青空。

今日、8月15日は終戦の日

朝食を食べて、新聞をじっくりと読んだ。

戦争経験者や戦後の混乱の中を必死で生き抜いた方たちは高齢となり、語り継ぐ人々も少なくなっている。

戦争を体験した方のインタビューは、戦後の混乱を知らずに語る若い学者の言葉とは、やはり異なっていた。百聞は一見に如かず。体験は机上の理論よりもはるかに説得力がある。

二度と思い出したくはない、暗く苦しい当時の記憶を、次世代へ戦争の惨禍を伝えるためにあえて話してくれている。

私たちは、それを踏まえて、よく聞き、当時のことをもっと知ることがまずは重要だと思った。

今年3月、爆破されて沈没した船で戦死した親戚のため、靖国神社へ参拝する機会があった。その時、靖国神社掲示され、毎月更新される遺書や書簡を読んだ。

そこには「国のために」と戦いに出る自分を奮い立たせながらも、両親や残された人々を心配する若者らしさが滲み出ていた。

「私、これを読むと毎回涙が出そうになるのよ」と、同行した人がポツリと言った。

「長男だった兄を亡くした母は、残った私たち兄弟に『あなたたち全部とも、あの子は変えられないぐらい大事だった』なんて言ってたわ」とも。

知ること。

今の世代の私たちに一番必要なことは、当時を知り、自分の頭で考えることだと、私は思う。