おうっ!おいらは江戸っ子猫、コテツだ。江戸っ子編だと、こんな言葉遣いなんだ。ブリティッシュショートヘアって種類だから、おふくろやおやじ、じいさまもエゲレス生まれってやつなんだけどよ、てやんでえ、おいらは江戸っ子さ。キリッ。三代は続いちゃーいねーが、ま、いいってことよ。
いつもはホロニガ兄の足の上に大人しく座り込んでいるんだけど、それは表の顔なのさっ。ところで、なんで江戸っ子編なのかっていうと、おいらの仕事に関係があるんだ。
実はな、おいらの裏の顔は必殺仕事人(注1)…じゃなくて仕事猫さ。いつも「殺生なんか嫌いニャー」って顔して甘えん坊で通ってるんだけどよ、裏の顔は小悪人を成敗する猫ってことだ。紙袋にこそっと潜んで、こいつでひと突きするんだ。主水(注2)になんか負けてたまるか!あたぼうよ。
ん?これはなんだって?そりゃーおめえ、結束バンドつまりインシュロックってやつだよ。あん?江戸時代にそんなものはねえってか?そんな細かいこと気にすると、うちの大年増に怒鳴られるぜ。
今日はこの仕事道具で家にいるぴょんぴょん蜘蛛を脅かしてやったぜ。きゃつは真っつぁおになって逃げやがった。トマ子姐さんが「ちょっと、蜘蛛は害虫をとってくれるんだから殺さないでよ」とか言ってやがる。フッ、しゃらくせい。お、またおいらに仕事の依頼だ!スクッ。
さっさとやっちまおう。じゃぁなっ。
※必殺仕事人と主水については下記のWikipediaを参照のこと。
(注1)
★前回の江戸っ子編はこちら↓
黄色の憎いやつ 江戸っ子編(コテツ 猫 9カ月) - 天然プチトマ子
※江戸っ子編は今回で一応終り