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東日本大震災から10年 「復興わがまち ご当地ごはん!」の想い

東日本大震災から10年が経ちました。「~震災」とは地震名ではなく、地震によって引き起こされた災害全般を指して名付けられます。

 

2011年3月11日14時46分頃に三陸沖を震源としたマグニチュード9.0、震度7の「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」が発生しました。津波は各地に押し寄せ、さらに原子力発電所の事故も発生し未曾有の被害となり、多くの方が犠牲となりました。そして東日本大震災と名付けられました。

 

10年が経過してもまだ復興の途中にあります。

 

地震の直前まで生きていた方が突然亡くなる、または行方不明になる。それは本当にある日突然のことで、ご家族や関係者は理解するのにどれだけの苦しみを味わったか想像を絶します。ご無事だった被災者の方もその後の生活に苦労している方が少なくありません。

 

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私の防災情報新聞の連載記事「復興わがまち ご当地ごはん!」は、東日本大震災を契機に開始した連載です。震災から数年経ってもまだまだ完全復興・復活の姿が見えない厳しい状況であった東北の県から取り上げようと企画しました。そのため連載の最初の県は福島県です。

 

各県の自然災害と郷土料理を紹介するのが「復興わがまち ご当地ごはん!」です。地元あるいは他県であっても「土地」の災害特性や特産物、気候、地形に興味を抱き、一度立ち止まって防災を考えるきっかけになればと思いながら毎回執筆しています。

 

直近は兵庫県を取り上げ、阪神・淡路大震災南海トラフ巨大地震について書いています。【第51回】 兵庫県「ばち汁」では兵庫県手延素麺協同組合営業部 企画課の方からリンクお知らせのお礼のメールをいただき、とても感動しました。

 

その中で、私がハッとした一行があります。

 

いただいたメールの文中に「明日で東日本大震災から10年を迎えますが、日ごろからしっかりと災害に備えておくことが本当に大切と思います」との言葉です。

 

阪神・淡路大震災を体験している兵庫県の方が「東日本大震災から10年」とおっしゃっているからです。阪神・淡路大震災は1995年1月17日に発生していますがこちらもまだ復興の途にあります。それでも被災地の方が他の被災地、被災者のことを想い発言したこの言葉は重いです。そして貴重です。

 

自然災害はどの土地でも起こりますし、今後もまた大きな災害に見舞われる可能性はとても高いです。現に南海トラフ巨大地震の発生確率は30年以内に70~80%と言われています。

しかし、事前に知識を身に付けて用意をする「備え」があれば、自分をはじめ周りの多くの人の命が助かるかもしれません。私もそのことを念頭において連載を続けたいと思います。

 

Web防災情報新聞トップページはこちら。

 

上記の中にある福島県をとりあげた記事は以下になります ↓

 

〈 復興わがまち ご当地ごはん! 〉 【 第1回 】 福島県「いかにんじん」

↑過去記事ですので記事中の「レシピは福島市のホームページを~」というリンク箇所はまだ古いままです。いかにんじんの新しいレシピページはこちらをご覧ください

 

〈 復興わがまち ご当地ごはん! 〉 【 第2回 】 福島県「味噌かんぷら」

↑過去記事ですので記事中の「レシピは福島市のホームページを~」というリンク箇所はまだ古いままです。味噌かんぷらの新しいレシピページはこちらをご覧ください

 

新しいリンク先のご指摘をいただいた福島市政策調整部広聴広報課にお礼を申し上げるとともに、古いリンクが本日まで訂正できなかったことを深くお詫びいたします。

 

防災情報新聞 大塚 環