↑猪の器の蓋をあけると、ツブツブのいくらが。季節を感じさせる料理の品々。料亭で味わう醍醐味です。
九州の友達と福岡で食事をすることになり、「料亭 嵯峨野」を予約しました。
東京から予約の電話を入れた際、非常に腰が低くて丁寧なスタッフの応対に、まずは感心しました。
お店の第一印象は、予約の電話から始まっています。
過去、様々なお店に予約をしてきましたが、電話応対が良くないお店は総じて訪問時の印象も良くないものです。
<嵯峨野の歴史>
嵯峨野は昭和42年に「味処嵯峨野」を開店し、昭和48年に現在名の「料亭 嵯峨野」として営んできた老舗です。
その後、平成20年に建て替えのため一度閉店して平成23年に再オープンしました。
ホームページによると、建て替え時のコンセプトは「日本」。
日本建築に徹底的にこだわり、十四代今泉今右衛門さん(人間国宝)、肥後象眼師 白木光虎さん、人形師 中村信喬さん・弘峰さん(親子)、截金師 江里朋子さん、彫刻家 渡辺浩二さん、株式会社鴛海織物工場など、錚々たるメンバーがこの料亭の建て替えに携わっています。
建物を訪問するだけでも、とても価値がある料亭と言っていいでしょう。
<美しき料理>
今回は、昼膳をいただきました。10000円のミニ会席です。
小唄の本の上にポンポンと置かれたお料理。面白い趣向です。右のクルミが甘辛くて、食欲を刺激します。
お刺身も並んでかわいらしい。
一番の上の写真のいのししの蓋をあけたところ。下には湯葉だったと思います。その上には粒よりのいくらが並んでいます。
「お米もお召し上がりいただけます」と言われたため、一粒ずつとってサクサクポリポリと食べました。
五穀豊穣の秋を表現しています。お煎餅のようでとても美味。
これは、お芋だったかな。メニューがどこかへ行ってしまい、よく分からなくなってしまったトマ子。ブログに載せる予定がなかったためです。すみませ~ん。
この日、同席したくにろくさんが今後嵯峨野をアップする予定(いつになるかは分からないけど)ですので、料理の詳細(料理の数はもっとあります)とアップ写真は「くにろく食べある記」を参考にしてください~。
ちなみに、この日カメラを持っていなかったトマ子は、くにろくさんに写真も借りています(爆)。
ご飯も品良く、あっさりと。
デザートは二つ、水菓子ときんとん。これは、トマ子的にとても嬉しかった。お得な感じがして、女性は嬉しいはず。
まさに京都一流料亭レベルの、器、しつらえ、そして料理でした。
調べてみるとご主人は京都「たん熊北店」ご出身とか。
トマ子は「たん熊」も好きですので、妙に納得したのでした。さすがです。
福岡、いいお店がありますね。
また、行きたいです。