今年もFOOD FRANCE(フードフランス)2009-2010が始まりましたよ!フードフランスとは、フランス本国で2003年から始まった一大イベント。
フランスの地方で頑張っている、実力あるシェフたちをアラン・デュカス氏がセレクトし、期間限定でパリに集め、その料理をみんなに食べてもらおうというものです。
地方の豊かな食材を生かし、個性に溢れた料理はパリの老舗レストランと比較しても決して[E:shine]見劣りはしません[E:shine](と、トマ子は思う)。パリのジャーナリストや都会の人々の舌に驚きと感動を与え、参加したシェフたちはその後ミシュランで星を獲得するなど、益々、活躍の場を広げています。
日本では2006年から、このシェフたちがフランスより来日。約1週間の間、彼らの料理が食べられるので~す。トマ子は、このイベントを今年初めて知りました。
音楽でも料理でも、およそ芸術作品は、まだ駆け出しの頃が面白く、未完成ながらも人の心を打つ[E:lovely]ものです。あるいは、まだ有名ではないだけで、すでに完成した大物!なんかも埋もれていたりするわけで、こういう試みは、こちらも非常にドキドキワクワク。楽しみ~なのだ。
今年の予定をご紹介。東京と大阪で開催です。「ブノワ東京」と「ル・コントワール・ド・ブノワ大阪」で食べることができます。
<フードフランス2009-2010>
東京
・2009年
6月18日~23日 「レ・フロ」のシェフ、グレゴリー・クータンソー
9月10日~15日 「レ・ゼタン・ド・コロー」のシェフ、ブノワ・ボルディエ
・2010年
1月21日~26日 「シャトー・ド・リューズ」のシェフ、パスカル・ヌブ
3月4日~9日 「ムーラン・ド・カンブロン」のシェフ、エルヴェ・ビュセ
大阪
・2009年
6月19日~23日 「ラ・バスティード・ド・ムスティエ」のシェフ、ウィルフレッド・オケ
11月13日~17日 「ラ・メゾン・ダ・コテ」のシェフ、リュドヴィック・ローランティ
で~~す。
トマ子は早速、6月18日~23日 に開催されたグレゴリー・クータンソーさん のお料理を食べてきましたよ! クータンソーさんは大西洋に面した港町で、魚介が豊富なラ・ロッシェルの生まれ。医学部に進むものの、途中で大学を中退して料理人になることを選んだ方です。ちなみにお父様は、ミシュラン二つ星を獲得したリシャール・クータンソーさんで~す。
ラ・ロッシェルの街で、新鮮な魚介とスパイスに特徴のあるお料理を提供しているそうです。一部のソースなど以外は、今回のフードフランスに使用する食材は日本で仕入れているんだって。ソースに米酢を入れたりと、伝統にこだわりすぎず、自由な発想でお料理を作っていました~。では、お料理紹介~。
鯛とマンゴーの絶妙なハーモニー。鯛が厚切りで、食べ応え満点の「鯛の厚切り マンゴーと赤パプリカのサルピコン ピキオスピーマンのジュレ」
チャイニーズの点心のような、そしてソースには米酢を使用しているけれども甘くてタイ風でもあった、面白い一品「石ガレイのカダイフ包み クリスピー野菜の春巻き タイ風ヴィネグレット」
ふんわり焼けたスズキ、そしてふわっと柔らかなソースが美味「スズキ、三種のトマトのトリロジー、カニ 岩場の小魚スープ・ド・ポワソン サフラン風味」
ドーンと来た~っという感じのフランス料理ならではのボリュームと味。「牛アントルコートとフォワグラ ポテトのグラタンとエシャロットコンフィ」
メインの力強さはどこへ?というような、繊細でハーブの香りが素晴らしいデザート。日本ではまずお目にかかれないような、一皿「イチゴ/トマトのコンフィ/オリーブ・ダジャスカ レモン・バジルのソルベとハチミツ風味のマニコチ」
あああああ~幸せでした。美味しいし、食べていてラ・ロッシェルの食材の豊かさ(こんな料理を作るのだろうから、食材は豊かなんだろうなぁと推測)と、見た目は空手でもやりそうなゴツいクータンソーさんの驚くべきイマジネーションの世界を垣間見た気がいたします。
最後にシェフが挨拶に来たので、いろいろと質問し、褒めちぎっておきました(笑)。ラ・ロッシェルの「レ・フロ」、機会があったら行ってみたい。
おまけ:クータンソーさんは、とても性格が良いとレストラン(ブノワ)の従業員の方が言ってました(笑)。
どこへ行けば食べられるかなど、フードフランスについての詳しいことは、こちらを見てね~
<〆のお写真>
最後のお茶とともに出されるミニャルディーズはフランスらしい甘いゼリーだったよん。細長い飴は、手作りの塩キャラメル。もう一度食べたいです。カムバ~ック!クータンソーさ~ん
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