天然プチトマ子

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トマ子の勝手に映画評論! 「宮廷画家ゴヤは見た」

[E:shine]「宮廷画家ゴヤは見た」[E:shine]へ行きました。

監督は「アマデウス[E:notes]」のミロス・フォアマン[E:slate]です。

少し前にミロス・フォアマンの若き頃の作品「黒いピーター」などの作品群が渋谷で公開されました。

これは「宮廷画家ゴヤは見た」を上映する前の広報的効果を狙ったものだとトマ子は思っているのですが、今では見られなくなった貴重なフィルム[E:pouch]ばかりの上映で、プレミアものでしたヨ。

私もこの機会に「パパ/ずれてるゥ!」を見に足を運びました!娘[E:virgo]を心配する父親[E:drama]と歌手[E:karaoke]のオーデションに参加して帰ってこない娘。この映画は、当時の世相が反映されて、興味深いものでした。

さて、フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』の「ミロス・フォアマン」によれば、フォアマンはユダヤ人の両親の間に生まれ、ご両親をアウシュヴィッツで亡くしているそうです。「宮廷画家ゴヤは見た」の中にも、ユダヤ人に対する教会の姿勢が描かれています。その点を踏まえて作品を見ると、重いものが心にのしかかります。

画家のゴヤは、当時スペイン最高の画家[E:crown]として活躍しながらも、当時の体制(主に教会)をシニカルに版画絵として残し、話題になった人だとか。

時代に翻弄される人々、報われない清らかさと、浮上するしたたかさ。ゆらぐ信念。

大作には違いありません。ナタリー・ポートマンの「狂気の中の聖女」が、見るものの心をとらえます。